今の自分をそれなりに満足させてくれる、”人生を変えた”マンガ

カイジ。ニートのバイブルと言っても過言ではないマンガなのではないでしょうか。私は現在30代後半、就職もしています。ですが20代前半の頃は怠惰な生活を送っており、役者になる夢も持ってはいましたが積極的に何か行動するわけでもなく、だらだらと劇団に行き、バイトをしながら生活していました。そしてバイト先で嫌なことがあればすぐに辞め、親からの仕送りを頼るという体たらく。典型的な根性無しでした。
カイジに出会ったのもバイトを辞め、だらだらとニート生活をしていた頃、昼過ぎに起きた私はマンガ喫茶に行き、深夜までマンガを読み漁っていたのですが、一際下手な絵が目に入ったので気になってパラパラと読み始めました。今まで読んだマンガの主人公のほとんどは、情熱、活発、正義、精悍、そういった魅力にありふれていたのですが、このカイジの主人公である伊藤開司は、怠惰、自堕落、根性無し、そういう主人公でした。自分の姿を見ているような気がして、そんなカイジの人生を見てみたいという興味から見るようになったのですが、この主人公はそれだけではありませんでした。
この主人公は土壇場になると異彩を放ち、これまでの自堕落なカイジからは想像できないような度胸と策略と博才を発揮します。そして最後には勝利をもぎ取るのですが、何度も何度も失敗し、辛酸を舐めた結果、勝利をつかみ取るというストーリーを見ていると、自分と重ね合わせて自分もこうやって失敗して努力していけば成功するのではないかと、そのマンガを見てからというもの、バイタリティが芽生えました。
それだけではなく、カイジと言えば名言、様々な名言が生まれています。

「金は命より重い」
「今日を頑張り始めた者にのみ、明日が来る」
「負けを受け入れることが敗者の誇り」

こういった名言は今までの夢から現実へと戻される為の最高の言葉でもありました。
叶わない夢を見るのではなく、夢を叶える為に行う努力の大切さ、そしてそこに向かう為のモチベーションを私に与えてくれました。
このマンガに出会うことがなければきっと私は今でも叶わない夢を見続け、ただなんとなくバイトをし続け、いつか誰かが自分をスカウトしてくれるなどと現実逃避していたかもしれません。
自分の人生を変えてくれた、この史上最もクズで、最高の主人公に大きな感謝をしています。わたしのきまり

今の自分をそれなりに満足させてくれる、”人生を変えた”マンガ